我が家の愛犬が前回『逆流性胃炎』と診断されました。
その後、お薬を飲んで落ち着いていたのですが…今度は昼間に胃液に血液が混ざった嘔吐をしたのですΣ( ´・ω・`)
びっくりして急いで動物病院へ!!
そこで前回おこなった血液検査の結果も出ていて先生からもお話がありました。
血液検査の肝臓の値が高い↑とのこと〣( ºΔº )〣
アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)
基準値18~93U/L ⇒ 462U/L(愛犬)
ガンマグルタミルトランスフェラーゼ(GGT)
基準値<9.0U/L ⇒ 22.4U/L(愛犬)
急遽、お腹のエコーの検査をすることになりました。
結果は…胆嚢に白い影が!
ドロッとした胆泥か胆石があるとのことでした(>︿<。)
その後レントゲンを撮ってまだ石にはなっていないみたいだから胆泥の状態だと思うと言う結果でした。
胆泥症・胆石症
胆泥症とは?
胆のうに貯えられたサラサラの水要性の胆汁は成分が変化すると泥のようにドロッとした状態になります。胆のうで胆汁が濃縮し変性して泥のように溜まってしまう状態を胆泥症と言います。
胆石症とは?
胆泥の状態からさらに変質して結石状に固まってしまった状態を胆石症と言います。
※犬では胆石症の発生は比較的まれだそうです。
胆泥症の原因
胆泥症は内分泌疾患に関連して発生することもあります。
細菌感染からの胆のう炎が原因となることもあります。
胆のうの収縮機能が低下することによって胆汁の流れが滞ったり胆汁成分が何らかの原因で変性してしまって発症していると考えられています。
あとは食事で脂肪分を多く取っているとなりやすいそうです。
はっきりとした原因は明らかになっていなくて、生まれつきの体質もあると言われています。
胆泥症の治療法
特に肝臓疾患や内分泌疾患がない場合には手術をすることはほとんどありません。
薬が出る場合には、胆汁の分泌を増加させる利胆剤や胆のう出口の筋緊張をほぐす薬や抗生物質などが処方されます。
現在は、特に他に原因となる病気がなくて肝臓にも問題がない場合には治療は特にしないで経過観察をする方法が主流になっています。
我が家の愛犬は基本ドックフードしか食べていないし、去勢手術後に太り過ぎない様にとカロリーも抑え目のドックフードなので食事は関係ないようです。
とりあえず、薬を毎日朝と夜2回1か月間飲んで再検査をすることになりました。
そして先日再検査に行ってきました!
まず、血液検査↓↓↓
アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)
基準値18~93U/L ⇒ 29U/L(愛犬)前回…462U
ガンマグルタミルトランスフェラーゼ(GGT)
基準値<9.0U/L ⇒ 4U/L(愛犬)前回…22.4U
血液の値が平常値に戻っていました(≧∇≦)
そしてお腹のエコー検査!
前回よりは白く映る部分が薄くなっているように見えましたが胆汁の流動は鈍いままでした(。•́ω•̀。)
血液の値は急な生活の変化や強いストレスを感じた時にも上がるそうです。
血液の値は平常値に戻ったし食事で脂肪を多く摂取していないので我が家の愛犬の場合は胆泥症は体質かもしれないとのお話でした。
今回は嘔吐と血液の値が悪いことが偶然重なったことで検査をすることになり胆泥症を見つけられたのかもしれません。
一応、あと1ヶ月薬を飲んで様子をみて今後の事を決めることになりました。
その後の経過
その後、また1ヶ月薬を飲みながら様子を見守りました。
嘔吐を一度だけしましたが特に体調が悪いわけでもなく元気に過ごしました。
そして1ヶ月後の再検査…。
結果は胆泥の大きさも白い色の濃さも前回とほぼ変わりませんでした。
ただいちばん始めよりはうすくなっているし元気もあり特に体調が悪いようではないのでまだ4歳だし一生薬を飲み続けるのもどうかと、一度薬の服用はやめてどう変化するかを見てみる事になりました。
そしてさらに1ヶ月後に再々検査…。
薬も飲んでないし良くはなっていないと思いましたが、悪くなっていないか少し心配でした。
ところがなんとΣ(・ω・ノ)ノ!!
白かった部分がほとんどなくなっていて、ほぼ正常な状態に戻っていたのです(*^▽^*)
この1ヶ月で変わったことと言えば食事が100%低脂肪食になったことです。
前月は今までのドックフードと混ぜながら混合であげていたのでまだ100%ではありませんでした。
この1ヶ月は完全に食事を低脂肪食に移行したのが良かったのか?
とにかく良くなっていました!
今後は半年後に検査して問題がなければ1年に1回の定期健診で良いそうです。
犬が嘔吐する原因
生理現象での嘔吐(原因を見つけて改善る)
- ・勢いよく食べた
- ・空腹時間が長い(黄色い胃液や白い泡状の液体を吐く)
- ・食事の量や内容を変えた
- ・草を食べた・消化できないものを食べた
- ・ストレス
病気からくる嘔吐(診察や治療が必要)
- ・消化器系の病気(胃腸炎・膵炎・腸閉塞 等)
- ・ウィルス性感染症
- ・全身・臓器の病気(腎不全・配不全・糖尿病・腫瘍・代謝性疾患 等)
我が家の愛犬も今までに何度か嘔吐したことはあります。
今までは原因の分かるものばかりでした。
お散歩中に草を食べてしまったり、ファスナーの先を噛んで遊んでるうちに先の金具が無くなっていていたり( ゚Д゚)子供のイヤフォンの先のゴムを食べてしまったリ…でも数時間後や翌日の朝に嘔吐してその嘔吐物の中に発見しました。
これは飼い主である私たちの不注意でした(>_<)
犬の嘔吐にも色々な原因があります。
ワンちゃんは話すことができません。
飼い主の私たちがいつもしっかりと見守ってあげないとですよね。
原因が分からなかったり、いつもと様子が違うと思ったらすぐに動物病院に連れて行くことをお勧めします。
